火災保険に地震保険の付帯は必要か

地震保険は、火災保険では補償されない地震での住宅被害を補償してくれる保険です。実は「火災保険には入っているけど、地震保険には入っていない。」という家庭が、かなり多いようです。その理由としては、保険料が高い割には補償が少ないからといったことが挙げられます。実際、地震保険の加入率は20%台に留まっているのです。

しかし、いざ地震で家を失った時に「地震保険に入っておけばよかった」と後悔する人が多いのも、事実です。地震などの災害は、いつ起こるか誰にも分かりません。

地震保険の補償は、最大でも火災保険の半額までしか出ません。しかし、それでもあるのとないのとでは大違いです。地震保険の補償では、新しい家を建てる費用のすべてをまかなうことはできないかもしれません。しかし、当面の費用や頭金などには充当できます。

地震で家にもしものことがあった場合でも、預貯金などの資産に余裕がある人なら、地震保険は必要ないかもしれません。しかし、日本は地震大国です。どこに住んでいても、地震のリスクは避けられないのです。

もし「自己資金だけでは、もしもの時の生活の立て直しに不安がある」という人は、地震保険に加入しておいたほうが良いかもしれません。